~26歳吃音者の独り言~

私が知っていることの中から役立ちそうな情報を公開するブログです。

吃音で困ったこと ~音読(本読み)~

こんにちは。

今日はタイガース記事ではなく、吃音症について書きたいと思います。この吃音症という病気ですが、私も吃音者でありながら上手く説明出来ないんです。大まかな説明はネットで検索すればすぐ分かりますが、何が原因で何がどうなっているのか正確な言葉にするのは難しいです。なので、私の実体験を1つずつ紹介させて頂こうと思います!

 

まず、私の吃音人生を振り返って真っ先に思い浮かぶのが音読です。(小中学校ぐらいで先生に当てられて教科書を読むやつです)

あれは確か、小学5年生の頃だったと思います。社会の授業中でした。社会科が得意だった私は授業を真面目に受けていました。ノートはちゃんと取っていましたし、教科書も事前に1通り読むぐらい社会科が好きでした。そんな社会科の授業中、先生に本読みを当てられました。立ち上がり、上から順に教科書を読み上げていました。すると、「輸入」という言葉が出てきました。「輸入」と書いて「ゆにゅう」と読むことは分かっていました。でも、言葉が出せなかったです。喉が固まって「ゆにゅう」の「ゆ」という言葉が喉で止まってしまうような感覚がありました。あるいは、鉄製の重たい蓋が喉の上のほうで声をブロックしている感じもありました。焦りに焦った僕は、喉を上下に動かしたり、唾を飲み込んだりして何とか言葉が出ないか試しましたが、「ゆにゅう」の「ゆ」の文字が出なくて周りから見ると黙り込んでいるように見えたでしょう。僕が言葉を発せないことで、教室の空気はとても気まずいものになりました。先生は何度も僕のほうをチラ見して、「ゆにゅうやで」と読み方を教えてくれていました。周りの友達も「ゆにゅうって読むんだよ」とか「どうした?」と声をかけてくれていました。それでも、言葉を発しないので一部のクラスメイトが笑い出しました。その状況がおかしかったのか、僕の焦っている表情や動作がおかしかったのかは分かりませんが、笑われているという事実に恥ずかしくなり、ますますパニック状態になりました。必死の思いで何とか「のにゅう」の「ゆ」も文字が出ましたが、安心したのも束の間。次は「ゆ、ゆ、ゆ」と「ゆ」という言葉を連発してしまいました。(テレビのバラエティやドラマのNGシーンなんかでよく言われる「噛む」とは違います。僕も「噛む」ことはありますが、吃音の連発と噛むは全く違います。上手く説明出来ませんが。。。)

しかし、周りから見ると噛んで止まらなくっているように見えたのでしょう。笑い出す人数が増え、僕はクラスメイト全員にバカにされていると感じました。走って教室から逃げしたくなりました。でも、そんなことをすると余計バカにされると分かっていましたし、教室に戻り辛くなると分かっていました。だから、黙り込むしか出来ませんでした。そんな状況を見かねた先生が「もう座っていいぞ」と言い、僕が言えなかった「輸入」という文字のところから先生が代わりに読み上げていきました。

僕はとても惨めで泣き出しそうでしたが、泣き虫呼ばわりされるのも嫌だったので唇を噛み締めて泣くのを我慢し授業が終わるのを待ちました。

 

授業終了後、クラスメイトは僕に「なんで喋らへんかったん?」「輸入も分かれへんんの?」とか色々不思議そうに聞いてきました。僕は引きつった笑顔を見せながら「なんでか分からんけど声でーへんかったー(笑)」とだけ言い放ち、皆が僕の周りからいなくなるまで無視し続けました。茶化してくるクラスメイトにキレないようにするのに一杯一杯でしたし、僕自身何が起きたのか分からず混乱していました。

そんな僕に先生が放課後、大丈夫かと声をかけてくれた時も笑って大丈夫ですと誤魔化して家に帰りました。今思うと、全然大丈夫じゃないですね。。。(笑)

 

これが僕の吃音人生で起きた初めての吃音自覚症状です。これから、少しずつ実体験を公開していきます!!